昨年末、クリナップのレンジフード(洗エールレンジフード)が故障しました。給水トレイにお湯を入れて、ファンフィルターを自動で洗浄するレンジフードで、およそ1か月に1度の頻度で洗浄ランプが点灯します(最近の機種は2か月に1回のようです)。これがお手入れの合図。
故障した時もいつものように給水トレイにお湯を入れて清掃を始めましたが、いつもより早いタイミングでお知らせ音が鳴ったと思ったら、「点検」「3」のランプが点灯していました。
クリナップ・洗エールレンジフードの故障|よりによって年末で忙しいときに・・・年末だったので修理は年明けということになりました。
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レンジフードそのものはパナソニック製ですが、リフォームの際にキッチンはクリナップを選んでいます。そのため故障や修理の連絡はまずクリナップへ。その後クリナップからパナソニックの修理部門に連絡が行き、私との日程調整のうえで修理部門の方が来訪して点検、修理をしてくれるという流れです。
「点検」「3」が点灯していることを前提に、想定される故障に対応できる部品を持ってきてくれるということでした。
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ブログ村ハッシュタグ#キッチンリフォーム#マンションリフォーム#リフォーム給水側か排水側の故障だろう
想定されたのは、給水側か排水側の故障です。
給水側
まずは給水トレイに水(本来お手入れする場合にはお湯)を入れて作動。すると水がすべて給水されず、半分ほど残ってしまいます。ということは給水側の故障であろうということで、点検が始まりました。
洗浄ボタンを押して清掃が始まると、お湯の入った給水トレイにパイプが下りてきてポンプで給水を始めます。パイプには目の細かなフィルターが付いています。ここにほんの少しの繊維のようなものが付着していて、おそらくこれが原因で完全な給水できなくなっていたようです。
この繊維のようなものは、清掃後に給水トレイを洗って布巾などで拭いた繊維くずが8年分溜まったものでしょうという話でした。拭いたときには目立たたないし、実際の繊維くずもちょっと太い糸が1.5センチほどというものでしたが、給水パイプの細かなフィルターには邪魔なものとなっていたようです。
今回は「ポンプフィルターの清掃」と出張修理明細書には書かれていました。ポンプフィルターそのものの交換となるとかなり費用がかかるので、清掃のみで様子を見た方がいいとのアドバイス。「それでもだめなら交換しましょう」と言われました。
結果的にはこれで大丈夫でした。
排水側
排水側は構造が簡単で、排水トレイの上にスライド式の扉があるそうで、排水の際にはここが開いて洗浄した水が流れるようになっているとのことでした。
こちら側の故障としては、油汚れでスライドが開かないということが多いそうです。
自動洗浄の様子を観察
点検、清掃の際にレンジフードの上のパネルをはがすと、中が見えるようになりました。クリナップのショールームに行ったとき、洗エールレンジフードの全面がガラス張りになっていて、掃除の様子が見えました。パネルをはがしてまさにその状態に(ガラスは張っていませんが)。
「なかなか見ることができないから、掃除の様子を見てみるといいですよ」と言われ、興味深くその様子を観察しました。写真を撮っておけばよかった、と思ったのは後から。残念です。
参考までに動画を貼っておきます。
パナソニック担当者からのアドバイス
お湯の入れ方
「いつものように掃除を始めてください」と言われ、お湯を沸かして給水トレイへ入れてさらに水を入れました。「40℃〜45℃のお湯」と書いてありますが、いつも手の感触でお風呂より少し熱めの感じで入れています。
そこでまず「ストップ」がかかりました。給水トレイはプラスチック容器です。そのためお湯が先ではなく水を先にと。変形してしまうのを防ぐためです。実際に修理に行った先で、変形して取り出せなくなった給水トレイもあったとか。
一番いいのは給湯器を47℃に設定して、キッチン蛇口の温度調節を一番熱い状態にして入れるのがいいとのこと。「40℃〜45℃のお湯」と書いてありますが実際には47℃ぐらいまでは大丈夫だそうですし(メーカーの人が言っているのだから大丈夫なのでしょう)、熱い方が汚れが落ちやすいそうです。
洗剤NG
汚れ落ちがいいだろうと洗剤や重曹を入れてしまう人もいるんだとか。特に大掃除の時期に普段お手入れをしていない人がすると、そんなこともあるそうです。そうなると給水パイプが詰まってしまい、大変なことに。
取扱説明書をしっかり読んで、書かれているとおりにする、余計なことはしない、ということですね。
ファンフィルター以外は手で掃除を
「自動洗浄」をレンジフードすべてをきれいにしてくれると思っている人もいるそうで、整流板など周辺を一度も掃除したことがなくて油が固まってしまっている事例もあるとのこと。
そういう場合は、修理以前に業者による清掃が必要になってしまい余分な出費に。給水トレイや排水トレイがセットしてある部分のパネルが油汚れで開かなくなることもあるそうです。
ファンフィルターのみではなく、レンジフード周辺も自動できれいにしてくれるなら、どれほど嬉しいことか。もちろんそこまでは無理でしょうけどね。
給水トレイは自然乾燥でOK
今回の故障原因は、給水トレイを布巾やタオルで拭いたことによる繊維くずが残っていたことです。これは自然乾燥でよいとのこと。
乾かしてからセットするのでもよいし、多少濡れたままでセットしても大丈夫だそうです。
ちなみに排水トレイは清掃後の水が流れて来るだけの場所。繊維が付着しても大丈夫なので、使用後に洗ってから布巾などで拭いてもよいし、自然乾燥でもよいとのことでした。
- 洗浄時のお湯は熱めがいい(ただし上限は約47℃)
- 洗剤は絶対入れてはいけない
- 自動洗浄はファンフィルターのみなので、周辺の掃除は必要
- 給水トレイは自然乾燥で
まとめ
故障は困りものですが、たまにはメーカーの方にあれこれと教わるのも悪くないなぁと感じました。
洗エールレンジフードで一番気になる点は、ファンフィルターの交換。リフォームしたときに尋ねましたが、約10年後で費用は約20,000円だったかと記憶しています。
この点についてパナソニックの方に尋ねたところ、必ずしも10年後というわけではないそうです。目安が10年だということで、使用状況によって異なるとのこと。フィルター交換に該当するランプが点いても、点検の結果まだ使える状態であれば交換はしないと言っていました。
状況を見て判断してもらえるなら、無駄な出費にならず助かります。
今回の点検、修理の費用については、後日クリナップから請求書が送られてくるそうです。「ポンプフィルターの清掃」のみでしたが、出張費用もかかるでしょう。費用がわかりましたら、追記したいと思います。
【追記】
かかった費用は、技術料2,500円と出張料2,100円の合計4,600円(税抜)でした。出張料はスマイル会員価格で割引になっています。
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