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好きなものを集める。大人でも子どもでも趣味として何かを収集するのは楽しいことです。

でも月日が経てば好みも変わるもの。かつては集めたものの興味がなくなったり、時代に合わないものになったりすることがあります。

亡くなった母は切手を集めていて、手紙やハガキに使うだけでなく、ストックブックに収集していました。私が小学生か中学生のころに「これはあなたのよ」ともらった1冊のストックブック。一番古い切手は1964年の東京オリンピックの記念切手でした。

母からストックブックをもらったのをきっかけに、私も記念切手を集めていたことがありました。今手元にあるストックブックは5冊です。今ではもう集めていませんので、これらの切手をどうするか・・・。

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切手_ストックブック.jpg



不要になった切手の処分方法


切手に限らず、要らなくなったものをどうするかは悩みの種です。


  • 捨てる
  • 譲る
  • 売る
  • 寄附する


一般的なものの処分方法はこんな感じでしょうか。

切手の場合は次のような方法が考えられます。


  • 郵便物の料金として使う
  • 郵便局で手数料を払って新しいものと交換する
  • ほしい人に譲る
  • 買い取り業者に売る
  • ネットオークションで売る
  • ボランティア団体などに寄附する




郵便物の料金として使う


ハガキや手紙の料金として使う


最近では手紙を書くことが少なくなっていますが、お歳暮やお中元のお礼状などハガキを使うことは時々あります。そんなときに収集した切手の中から選んで使っています。

切手の額面は、2023年現在のハガキ(63円)や定形郵便物(84円)の料金とは違いますので、不足分を足さなければなりません。

そのために1円切手、2円切手、10円切手を用意しておいて、組み合わせて使用してます。

ある郵便局の窓口で、郵送料を確認してから「切手を貼ってきます」と言ってカウンターで作業している人を見かけました。その様子を見て、古い切手をたくさん持っている人は結構いるのだろうなぁと思いました。


ゆうパックの料金として使う


ゆうパックは切手で料金を支払うことができます。現金との併用も可能です。
ただし、コンビニから出す場合には使えません。集荷か郵便局の窓口のみです。

集荷に来てもらったときに尋ねたところ、紙などに切手の端を貼ったりせず、バラバラのままで大丈夫だということでした。それでも金額ごとにクリップでまとめておいたり、合計金額を計算したりしておいた方がいいでしょうね。


郵便局で手数料を払って新しいものと交換する


post_yuubinkyokuin.png

切手の交換手数料は、99枚までは1枚につき5円、100枚以上は1枚につき10円です。

交換で手に入れることができるのは切手だけでなく、ハガキや郵便書簡(ミニレター)、レターパック封筒やスマートレター封筒などに交換することも可能です。

でも大量の切手があった場合、手数料を払ってまで交換するのはもったいないように感じます。郵便料金として使った方が額面どおり使えますから。

ある女性が親の亡き後に大量の切手を郵便局の窓口で交換していて、テレビ番組でその女性に取材している様子が流れていました。かなりの量の切手で、しかもバラではなく束になるほどのシートばかりでした。

買い取り業者に売ったり、オークションで売った方がいいのでは・・・と思いながら見ていましたが、その方の思いは別のところにあったようです。

「親は手紙を書こうと思って買ったのだろうから、こうやって交換して私が手紙を書いて切手を使うことで、親の気持ちを代弁できているように感じる」と話していました。損とか得とかではなく、そういった考え方もあるのだなぁと思ったものです。


売ることはしない理由


収集された切手.jpg 収集された切手.jpg

私のストックブックにある切手はバラのものがほとんどです。シートならまだしも、バラでは価値がないものが多いです。

シートのものは、1977年の「万国郵便連合加盟100年記念切手」や1993年の「皇太子殿下御成婚記念切手」、1998年の「長野オリンピック冬季競技大会記念切手」、「20世紀デザイン切手」「世界遺産切手」「干支文字切手」などがありました。

お年玉切手シートは1965年(昭和40年)のものから毎年ストックされていましたが、最近のものは使うようにしているので手元にはほとんどないです。

これらの切手シートは、どれもそれほど古いものではないので価値はないでしょう。手間暇かけて売るぐらいなら、記念にとっておきたいものは保存しておいて、それ以外は使おうと思っています。


おわりに


実家の片付けをしたときにも、何冊もの切手ストックブックが出てきました。母が長年集めていたようです。それらは妹たちが持ち帰って、それぞれ使っていると言っていました。

買い取り業者に査定を依頼したり、オークションに出すのが面倒でない人は、売るのもひとつの方法でしょう。まれにお宝切手があるかもしれませんし。

私はそういったことを面倒に感じてしまうので、ひたすら使っていきます。何でも処分したがらない夫は「とっておけば・・・」と言いますが、あとで息子たちが困ってしまうことを考えると、少しでも減らしていきたいと考えています。

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