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長年愛用していたお気に入りのジャケットを2着処分しました。しばらく前から処分することは決めていたものの、すぐには捨てられず、しばらくたたんで自室に置いていました。

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即処分とできなかった理由はいくつかあります。主には気持ちの問題。その服に対する思い入れ、思い出のためでした。

それでも部屋に置いてあるジャケットを横目で見ながら、再び着ようという思いにもなりませんでした。すこし時間がかかりましたが、ようやく手放すことに。結果は「すっきり」です。

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お気に入りとはいえ着なくなっていた


1着はアイボリーのショート丈トレンチ。もう1着は茶系のミドル丈ピーコート。どちらも長いこと着用してきたお気に入りです。

40代から着ていたもの。お気に入りとはいえ、50代後半にはほとんど着ていませんでしたね。それだけでも「不要品」となっていたわけです。


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着なくなった理由と処分できなかった理由


頻繁に着ていた40代は、鏡に映った姿にも満足できていましたが、いつしかそれがなくなり、手を通してはみてもすぐに脱いでしまい、着て出かけることはなくなっていました。

ピーコートは似合わなくなったというよりも、生地の傷みが気になってきたのが理由です。それでも処分できなかったのは、暖かさを手放せなかったからです。

ショート丈トレンチは、なぜかまったく似合わなくなってきました。あんなに気に入っていたし、自分でも似合うと思っていたのになぜ?

体型の変化が理由としては一番納得できます。40代と50代とで体重的には大きく変わったわけではないですが、更年期を経て贅肉の付き方が変わってきました。

その結果、ショート丈が40代のころよりさらに短くなっていたのです。要は腕や肩まわりにお肉が付いたため、腰のあたりにあった裾の位置が上がってしまい、全体のラインが変わってしまいました。似合わなくなった理由がわかると、もう2度と着ることはないということも自覚できたわけです。


目的があって取っておくのは1着で十分


暖かさで手放せなかったジャケットは、「災害で暖房が使えなくなったときにこれがあれば暖を取れるかも」という思いがありました。災害が多い昨今、電気が使えなくなるとたちまち困ることは容易に想像できます。

それでも、古いダウンコートを同じ理由でクローゼットの端の方に残していることも頭の片隅に。ふだん着ないものを同じ目的で2着取っておく必要はありません。

頭の中ではわかっていましたが、着心地のよいものはその記憶が体にも残っているようで、服を手放せないというよりも、この心地よさを手放せなかったのかもしれないと思っています。

古いダウンコートを処分しなかった理由|ルールが当てはまらない場合もある


おわりに


「着ない」「古くなった」という理由だけでは処分できない。そんな私自身の考え方のクセにも気づかされました。何事も自分の中で納得できないとスムーズに動けないタイプです。

とはいえ昨年末に60歳になり、思うように動ける時間にも限りが見えてきました。なかなか性格は変えられませんが、自分なりのペースでものの処分や保管を考える時間を持ちたいと思っています。


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