家族4人でそれだけでは足りず、反対側に背の高いものを購入。
息子たちが小さい時分はそれでも足りず、シューズラックまで使っていました。
4人家族でどれだけの靴があったことか!
現在住んでいるマンションには天井までの背の高い下駄箱が据え付けられています。
ある日ご近所のドアが開いていて、通りすがりにちらっと見えた玄関には、向かい合わせに下駄箱が2つ。
かつての我が家と同じ様子でした。
■目次




■引っ越し以前に我が家にあった靴
息子たちが中学生、高校生のころは、通学用の靴、部活用の靴、スニーカー・・・と多くの種類の靴を所有。
3年前に引っ越しするまでは、私自身の靴も多くありました。
OL時代に気に入っていた靴まで数十年とっておいたのですから、今思えば呆れてしまいます。
履く機会もなく、ただただ場所を占めていた靴たちです。
夫の靴も今よりも数が多かったと記憶しています。
通勤用、プライベート用、趣味で使う靴・・・。
■越しを機に靴を処分
今使っている下駄箱は中古で購入したマンションに元々据え付けられていたもの。
幅約90pで高さは天井まで、3枚の扉で内1枚は鏡になっています。
引っ越しの前に考えたのは、この下駄箱に収まるだけの靴の量にしようということ。
このときは次男はすでに一人暮らしをしていたので3人分の靴です。
まず処分したのが私の靴。
何年も履いていないもの、気に入ってはいるけれどもう履かないもの、久しぶりに履いてはみたものの足に合わないもの・・・等々。
スキーに頻繁に行っていたころのスノーブーツ(家族4人分)も処分しました。
実際に履く靴、履いている靴のみを残して処分。
随分とスッキリしました。
それでも引っ越してきた当初は新居の下駄箱いっぱいに収まり、空きスペースはありませんでした。
■物欲と収納スペースの関係
現在は夫と二人暮らし。
靴がだいぶ減った分、空いたスペースに来客用のスリッパを入れることもできるようになりました。
ご近所の玄関がちらっと見えたときに頭に浮かんだのは、「ああすれば靴がいっぱい入るな」ということ。
次の瞬間そんな考えが浮かんだ自分にびっくり!
引っ越しを機に靴を減らし、今ではそんなにスペースが必要ないにも関わらずまだ収納スペースを求めている自分に驚いたのです。

収納スペースがあれば、また靴を増やしてしまうかもしれません。
そんなに欲しいわけでもないのに。
50代半ばの今、外で働いているわけではないので外出の機会もそう多くはありません。
若いころと違って靴に足を合わせてでもおしゃれな靴を履きたいわけでもありません。
足にラクな靴しか欲しくなくなってきていますから。
以前に読んだ本のくだりにこんなものがありました。
今では楽な履き心地でおしゃれ感も美脚効果もある靴を履けばいいんだ、と思えるようになりました。「高いヒールじゃないとおしゃれはできない」という呪縛から、50歳をすぎて自由になったのです。
地曳いく子 「50歳、おしゃれ元年。」より
オシャレを諦めず、かつ体にラクな服装や靴という点において参考になる箇所がたくさんあった本です。
■まとめ
50代になって体力や気力の衰えを実感し、体が動くうちに家の中のものを整理、処分したいと考えるようになりました。
3年前の引っ越しはそんな私にとっていい機会でした。
それでも心のどこかに物欲はあるんだということを自覚した今回の小さな出来事。
欲しいものと必要なもの、持っているべきものを意識し、物欲をただ抑えるだけではなく気持ちのバランスを取りながらものを持つことを考える必要性に気づかされました。