なくさないようにと箱を決めて保管していたのですが、長年整理もせずにただ入れっ放しになっていました。
その箱は押入れの隅に置いてあり、さほど邪魔にもならず気に模していませんでしたが、ボタンはたまっていく一方で使うことはほとんどなという状態。
これは整理し要らないものは処分すべきでしょ!と重い腰を上げました。
こんなにあったスペアボタン
30×18×5(p)のお菓子の空き箱に入っていたスペアボタン。
驚くほどたまっていました。
この箱を開けたら整理しなければならないということがわかっていたので、触らなかったというのが本音だと気づきました。
ひとつずつ精査していくと、20代前半に着ていた服のものもありました。
今ではその服はないというのに。
スペアボタンを使った記憶
息子が中高生時代はワイシャツのボタンをなくしてくることがたまにあり、スペアボタンを使うことがありました。
夫のスーツなどで使った記憶は数えるほど。
近藤麻理恵さんの本「人生がときめく片づけの魔法」の中にこんな記述がありました。
・洋服の予備ボタン
使うことはありません。ボタンがとれるくらいきちんと愛用した洋服であれば、ボタンがとれた時点で寿命であることがほとんどです。ただし、ジャケットやコートなど、とくに自分が長く大切にしたいと思う洋服の場合は、買った時点で予備ボタンを内側に縫い付けてしまうのも手です。
ボタンがとれてしまってどうしても付け替えたい場合は、大きめの手芸屋に行けばひと通りのボタンがそろっていますから、だいじょうぶ。でも、私が現場で見た感覚だと、予備ボタンを持っているときでさえ、ボタンがとれてもそのまま着てしまっていたり、「いつかボタンを付け替えたい」といってそのまま放置してしまったりしているケースも多いような気がします。とっておいても捨てても、使わないという点でまったく同じです。
人生がときめく片づけの魔法 [ 近藤麻理恵 ]
この記述と私がスペアボタンを使った記憶とはまさに一致。
とっておいてもほとんど使いませんでしたから。
捨ててしまっても困ることはないでしょう。
保管しておく必要のあるのもの、とっておきたいもの、要らないものを分別
そうはいっても、とっておきたいボタンもあります。
保管しておく必要のあるもの
- 大事に着たい服のボタン
- 夫のスーツなど、ボタンをなくしたときにすぐに必要になるボタン
とっておきたいもの
- 息子の制服のボタン(制服は処分してしまったので思い出のために)
要らないもの
- 上記以外のほとんどのボタン
多くのボタンを処分した結果、23×11×6(p)の一回り小さな箱に収まりました。
種類ごと、大きさや色別にジッパー付袋の中に入れています。
まだそんなにとっておくのかと笑わないでくださいね、自分でもそう思っていますから。
でもこれが今の私の気持ちの結果です。
潔くは捨てられないんです。
一度にすべて処分できなくても、自分の気持ちに従って徐々にでいいと思っています。
20代のころの服のボタンを50代半ばまでとっておいた状態からしたら、大きな大きな1歩だと思っています。
なければないでどうにかなる
先日夫が買い換えたジャケット。
金属のボタンがものに触れる音が気になると言っていました。
買い替え前のジャケットのボタンはそれが気にならないとのこと。
そこでこの両者のボタンを付け替えました。
スペアボタンではなくても、こんなふうにボタンが必要になることもあります。
買い替え前のジャケットをまだ処分していなかったからできたことですが。
処分していたらボタンを新たに買っていたか、夫が我慢して着ていたか。
きっと買ってまで付け替えなくていいよと夫は言っていたことでしょう。
ということは、やはりなくても大丈夫だということですね。
捨てようかどうしようかと迷ったときに、参考になる記事が集まっています。