置いておく場所があるならとっておいてもいいじゃない・・・というスタンス。
「これどうしようか」と夫に訊けば、「とっておけば」という返事が必ず返ってきます。
そんな夫の口から「断捨離」という言葉が初めて出たのでびっくり!
聞き間違いかと思いました(笑)
夫がそんな言葉を口にした理由や考え方の変化を最近の言動から推測してみました。
50代は人生を見つめ直す年代
夫はひと言で言えば忙しい人。
休日出勤も多いですし家でも仕事をしている状態。
一時は食事、入浴、睡眠以外は仕事しているんじゃないかと思うほどでした。
そんな夫が仕事をセーブし始め、家でもリビングにいる時間が少し増えてきました。
50代半ばになり定年(65歳)まであと10年ほどとなった今、自分の職業人生を振り返りながら今後の10年をどう生きるかを考え始めたようです。
親が老いていくのを見て、人間いつ終わりが来るかわからないから自分は親と同じ年齢のときに生きていないかもしれないというようなこともよく話しています。
私自身50代になったころ、今と同じような健康状態と活動レベルを保てるのはあと20年ほどかもしれないと考え愕然とした覚えがあります。
反面、それが見えてくるとどう生きようかといった若いころにはそれほど考えなかったことも考えられるようになりました。
結論としては「好きなように生きる」「やりたいことをやる」でしたけど(笑)
50代はそれまでの人生を振り返り、これからの生き方を考えることが多くなる年齢なのかもしれません。
そんな気持ちの変遷があったからでしょうか、くたびれたワイシャツを整理していたときに、着れるけれど着ていないワイシャツを示すと「捨てていいよ」という言葉が夫の口から出ました。
せっかくだからと数年着ていない服の数々を出してみると、「処分していい」と。
びっくりしましたが、気が変わらないうちにと思い袋にまとめました。
そのときに出てきたのが「これって断捨離っていうんだよね」という言葉。
普段使わない言葉を使うせいか少し恥ずかし気に(笑)
着もしない服を後生大事に保管しているのは収納スペースのムダ!と何度も言ってきたのですが、気持ちが伴わないと行動には移せないのでしょうね。
「似合う服」「着ていてしっくりくる服」
「似合う服」「着ていてしっくりくる服」だけを着たいと思う気持ちもあるようです。
そんな服を着て気持ちよく仕事をしたいと思うのでしょう。
職場で服を褒められて嬉しかったいう経験も影響しているようです。
「似合う服」「着ていてしっくりくる服」だけを手元に置いておく方が、選びやすくコーディネートしやすいということにも気づいたようです。
広くない3LDKのマンションにあるウォーゥインクローゼットの2本のハンガーには、ほぼ夫の服だけがぎっしりと。
ワイシャツとスーツを数枚処分しただけですっきりとして、私も手入れがしやすくなりました。
夫が服を処分できたもう1つの理由であろうと思われるのは、ダイエットに成功しつつあること。
男性でも女性でもスタイルがよくなればおしゃれにさらに意欲的になります。
休日に新しいジャケットを買いに行く気になっていることからも夫の気持ちの変化がわかります。
家族といえども自分以外の人のものは勝手に捨てられない
2年ほど前に今の住まいに引っ越してきたとき、不要なものをかなり処分してきました。
それでも夫のものには全く手を出しませんでした。
家族とはいえ個人のものは勝手に処分できませんから。
息子のものもそうでした。
本人が分類したものを処分しただけ。
私だけの判断で捨てられるのは、私自身の持ち物とキッチンやリビング、洗面所などの日用品だけです。
15〜6年ほど前、夫の衣類の中で未使用で今後もまったく使わないものをバザーに出そうとして怒られたことがあります。
持ち物には本人にしかわからない思いがあるということをそのとき学びました。
それ以来、家族であっても自分以外のものには手を出しません。
だからこそ今回夫が自ら不要なものを「捨てる」という選択をしたことが、小さなことだけれど私にとっては大きな喜びとなりました。
私が不要なものを処分している姿を見て何か感じてくれていたなら嬉しいものです。
この調子で少しずつ夫も身軽になっていけたらもっと嬉しいことでしょう。
老後の2人の生活を想像しながら、今後も持ち物の点数を見直していきたいと思っています。
持ち物を処分、断捨離するときの参考になります。
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