実家の母がグループホームに入居してから3年余りが経過しています。


両親や義父の介護・見守りについては、「50代の今日を生きる明日を生きる」というブログの「介護・見守り」カテゴリの中に記しています。
よろしかったらそちらもどうぞお読みください。

今回は母の衣類の整理について書いていきます。


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母の衣類入れ替え


グループホームへの入居は春だったので、衣類は春〜初夏のものを、肌寒い日に備えて羽織ものを少し・・・そんなふうに揃えて、母の個室のクローゼットに入れた記憶があります。

その後は季節ごとに衣類を入れ替え。
実家近くの施設のため、比較的容易に済む作業です。

3年も経つと衣類の傷みも出てきましたので、最近衣類を数枚新しいものにしました。

選ぶ基準は

  • 洗濯機で洗えること

  • 体温調節がしにくくなっているので長袖を

  • 脱ぎ着がしやすいけれども、下着が見えない程度に首回りにゆとりがあるもの

  • 介護する側が扱いやすいもの

です。


母の衣類の整理


母のお気に入りの衣類は、施設入居当初にグループホームへ持って行きました。
それでも実家には、母が着ていた衣類がまだたくさんあります。

施設では扱いにくい衣類や、今後も着ないであろう衣類があります。
それらを少しずつ整理をして、母のタンスの中にまとめて片付けるようにしてきました。

親の家を片付けるときのNGワード・我が家の場合」という記事の中で書いたように、使わないであろうものであっても、母のものを処分することに父には抵抗感があります。
母の存在を打ち消すように感じるのでしょう。

傷んだものを処分する分には何も言いません。
でも使えるものであれば、この先母が着ることのない衣類であっても処分することを嫌がります。


父が納得した言葉「もらっていくね」


妹が母の衣類を「家で着たいからもらっていっていい?」と尋ねたことがあります。
本当に着るわけではありません。

父ができるだけ快適に暮らせるよう、少しずつ家の中を私たち三姉妹で片付けながら、どうしたらものを減らせるか・・・を考えたときに妹が思いついたことです。
父は快諾!

こうして少しずつ、実家にある母の衣類を減らしつつあります。
衣類に限らず実家にある使っていないものを、こうやって三姉妹の家に移してから処分していくつもりです。


まとめ


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「もらっていくね」は、「ウソ」と言ってしまえば確かにウソです。
でも高齢者の住まいでは、不要なものを減らして安全に快適に暮らしていくことも大事なことです。

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そのための「方便」だと妹たちと話し合いました。
本当に使える衣類もあります。
そういったものは、母の思い出とともに私たち娘の家で新たに活かされていくことでしょう。

まだまだ始まったばかりの【嘘も方便】実家片付けプロジェクト。
高齢の父のために、快適な空間を作っていきたいと考えています。

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