当時は私たち夫婦と長男との三人暮らし。
次男は大学入学と同時に、家から離れて暮らしています。
その後、長男も結婚して夫婦二人暮らしに。
夫婦だけの生活をのんびりとしていたところ、昨春より介護・見守りが必要になった義父を呼び寄せて介護生活が始まりました。
結婚以来、今までにないほどの生活の変化。
約1年が経ち、ようやくこの生活にも慣れてきたところです。
関連記事(別ブログの記事です)

ものを減らしたい、ものを増やしたくない
今の住まいに引っ越してくるときに、かなりのものを処分してきました。
和室3室の3LDKから和室1、洋室2の3LDKに。
和室は押し入れという汎用性の高い収納スペースがあります。
パイプを通せばハンガータイプの収納ができ、衣裳ケースを使えばタンス代わりにもなります。
奥行きがある分、長い収納ケースを使うこともできるし、短い収納ケースを前後に入れることもできるスペースです。
関連記事


そんなスペースが多くあった以前の住まいと比べて、現在の住まいの収納スペースはかなり減りました。
ものを減らさない限り、引っ越し後に収納しきれなくなることがわかっていました。
結婚28年目で4回目の引っ越し。
引っ越し後に「あら、あれも捨てちゃったのね」と思ったほど、思い切って捨ててきました。
ラックや本棚、カラーボックスなどの整理収納グッズも多く処分しました。
これからはものを増やさず、整理収納グッズも増やさず、身軽な老後を目指したいと考えたものです。
整理収納グッズを増やした理由
増やしたくないと思っていた整理収納グッズを、先日ひとつ購入しました。
幅37p、奥行き35p、高さ25pほどの引き出し型ケースです。
利用するのは義父。
義父が使っている和室のハンガーラックの下に置いてあります。
購入した理由は、義父が私物を押し入れに入れているのに気づいたからです。
和室は元々、私たち夫婦の寝室として使っていました。
押し入れの衣裳ケースやハンガーラックは、義父との同居で徐々に義父仕様に変わっていきました。
関連記事

整理収納グッズを増やすまでの私の心の変化
病気があるため自分自身で衣類の整理整頓はできない義父です。
私が整理して、必要なものを必要なときに用意する生活です。
そんな状況の中、ある朝押し入れの様子に明らかな変化がありました。
見るとデイサービスでもらってきたものを押し込んでいる様子があります。
別にそれくらいいいじゃない・・・という気持ちがないわけではありません。
が、日々の生活で多少なりともストレスを感じていた私は、「勝手に触られたくない!」という気持ちが増大していったのを今でもはっきりと覚えています。
義父がデイサービスに出かけた後、イライラした気持ちを引きずりながら掃除をしていました。
自分自身の優しくない気持ちにも嫌悪感を抱きながら。
ある程度気持ちが落ち着いて気づいたのは、義父が自由に入れられるスペースを作れば解決するだろうということ。
記憶が定着しない義父にとっては、目に見える収納の方が便利です。
サイズを測って早速ホームセンターへ買い物へ。
そのころには、私の中にあるイライラは解消されていました。
イラッとするなら、原因を取り除いてイラッとしないようにしよう。ってことで、義父が整理、片付けしやすいよう買い物をしてきた。ホントは増やしたくないんだけど、お互いの穏やかな生活のため。#介護 #在宅介護
— ゆきの@初心者マーク付き同居・介護嫁(@yukino_50life) 2019年2月18日
まとめ
入れたいものがあれば、購入したケースに自由に入れてほしいと義父に説明。
一緒に押し入れに入れていたものをその中にしまいました。
自分専用のものを用意してくれたと喜んでいた様子を見ると、イライラしていた自分が恥ずかしくなりました。
長い結婚生活とはいえ、義父との同居は初めてのこと。
約1年が経ちようやく慣れてきたとはいえ、私が戸惑うだけでなく義父だって戸惑っているはずです。
ましてや病気がある上、一人暮らししていたころのように自由気ままな生活とは異なっていますから。
義父を受け入れると決めたからには、生活の激変も予想できたはずです。
それでもまだまだ自分の気持ちをコントロールできないときがあります。
「育児は育自」とよく言われますが、介護も自分自身のキャパの大きさや優しさのレベルを試されているように感じます。
何事も経験することで得られるものがあると思っています。
今回の経験はささいなことですが、イライラの原因を取り除き穏やかな生活をしていくために、自分が望む形を少し変えることもアリだということを学びました。
断捨離ランキング
片付け・収納(個人)ランキング
カテゴリ
タグ